華
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「ほたる、起きてるか?」
『左之さん?うん、起きてるよ』
襖の向こうから掛けられた声に返事をすれば、声の主が顔を覗かせる。
「よう。今日もお疲れさん」
『左之さんもお疲れ様。どうしたの?俺に何か用?』
「ん?まあ、用っつうか……ちっとばかし付き合ってもらおうと思ってよ」
そう言って左之さんは手に持っていたお酒を見せる。
『ああ、なるほどね……左之さん、男の人が好きなんだっけ?だから俺のところに来たってわけだ』
「ちげーよ、馬鹿。んなわけあるかっつうの」
大袈裟に眉を顰める左之さん。
『分かってるよ、冗談だって』
俺はくすくすと笑いながらそう答えた。