隠された思い
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「土方さん、お茶をお持ちしました」
「ああ。入れ」
「失礼します」
襖を開けると、土方さんは机に向かって書物を書いていた。
そっと傍らに湯呑みを置く。
「すまねえな。ありがとよ」
手元を忙しく動かしながら、土方さんが言う。
「……あの」
「ん?なんだ」
「その……この間は、すみませんでした……」
「この間?」
「えっと……その……」
土方さんが、筆を置く音がする。
「ほたるの件か」
「はい……」
小さく息をつく気配がして、土方さんの視線が此方に向けられる。
「まあ、確かにお前に聞かれちまったのは想定外だったが……ものは考えようだ。寧ろあの場にいたのが、お前で良かったさ」