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「如月さん」
縁側に腰掛ける如月さんの姿を見つけ、私は声を掛けた。
『……千鶴ちゃん』
ゆっくりと振り返った如月さんは、いつものように微笑んでくれる。
「あの……その後、大丈夫でしたか?」
『うん。ごめんね、心配掛けちゃって』
「いえ、無事に解決したなら安心しました」
すると如月さんは少し困ったような表情で笑う。
『……総司はさ、あんなだけど日頃は子供達に対して凄く優しいんだ。だから子供達も総司に寄ってくるし、総司も子供達といる時は力が抜けてるというか、自然体な感じで。ただ……局長の事となると、総司は周りが見えなくなるところがあって……』
「……はい。分かってます。私は別に、今日の事……沖田さんの事、何も気にしてませんから」
私がそう言うと、如月さんはほっとしたように頬を緩める。
『……そっか。良かった』
そして、如月さんは夜空を見上げた。
『局長は昔から今と変わらず温厚でさ、どんな時でも明るく笑っている人だった。怒っているところなんて、ほとんど見た事がなくて』
「近藤さんは、いつも笑顔でいらっしゃいますよね」