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『こんばんは、風間さん。今日は良い夜ですね』
刃を此方に向けた奴が、不敵な笑みを浮かべながら、俺と雪村千鶴の間に割って入った。
「……またお前か」
『あれ?てっきり風間さんは、俺に会いに来てくれたのかと思ったのですが。何だ、残念。勘違いでしたか』
分かりやすく首を傾げ、尚も口角を上げたまま此方をじっと見据えている。
「貴様こそ、俺が来るのを待っていたのではないか?……まあ良い、その女鬼を此方に渡してもらおうか」
『女鬼────?』
怪訝そうに眉を寄せながら、俺の視線を追って、奴もまた、振り返る。
『……千鶴、ちゃんの事を言っているのか……?』
何を言っているのか訳が分からないと言った様子で、奴は小さく口を動かした。
「何ならお前も我が座敷に置いてやっても構わんぞ」
『何だか良く分からないけど……千鶴ちゃんは渡せないよ!勿論、俺もついていくつもりはない!!』
ほたるは勢い良く此方に向き直ると、声を張り上げた。