見張り
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『どうせ、副長辺りに頼まれたんだろ?もー、これ以上休んでたら身体が鈍っちゃうよ。俺ってそんなに信用ないかなぁ』
少し先の部屋から、彼奴の声が聞こえてくる。
山南さんとの一件で眠ったままだったほたるが目を覚ましたが、彼奴の事だ。
すぐにまた無茶をするに決まっている。
俺は雪村に、ほたるが部屋を出て行かないよう見張りを命じていた。
「み、皆さん、如月さんの事凄く心配してました!だから……」
やっぱりな、思った通りだぜ。
見張りを付けておいて正解だったな。
部屋の前に立った俺は、襖に手を伸ばす。
『……分かってるよ。ありがとう、千鶴ちゃん』
だが、聞こえてきたほたるの声はとても優しく、その言葉に、一瞬動きが止まる。
小さく息をつくと、俺は襖を割った。