手土産
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「っと悪い。お前ら、先に屯所に戻っててくれ。俺はちょっと寄っていく所があるからよ」
「はい、ではお先に。組長、お気を付けて」
「ああ。お前らもな」
巡察の帰り、隊士達と別れた俺は、再び市中へと足を向ける。
「確かこっちに……おお、あったあった」
一軒の茶屋の前に立つと、中の姉ちゃんに声を掛ける。
「いらっしゃいまし。何にしましょう?」
「ああ、今食うわけじゃねえんだ。すまねえが、饅頭を手土産用に包んでもらえるか」
「へえ、構いませんよ。今、ご用意致しますね。宜しければ、お掛けになってお待ち下さい」
そう言って姉ちゃんは奥に入っていく。