月見酒
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『え、西本願寺、ですか?』
「あははは!それ、絶対嫌がられるじゃないですか!……反対も強引に押し切るつもりなら、それはそれで土方さんらしいですけど?」
屯所の新たな移転地について話をしている時の事────。
土方さんの口から出た案にほたるは驚き、総司は楽しげに笑う。
「確かにあの寺は広いな。……ま、坊主共は嫌がるだろうが。それに西本願寺ならいざと言う時にも動きやすいだろ。ほたる、お前の色仕掛けで何とかしろよ」
『はあ!?ちょっと左之さん、何言い出すんだよ!』
冗談めかして言う俺に、ほたるは顔を思い切り顰めた。
「それは良い考えかもね。僕も見てみたいな~、そういうほたる」
『総司まで……そんなの出来るわけないじゃん!』
次いで総司からの攻撃に全力で拒否するほたる。
……お前、昨日自分がどんなに危ない表情見せてたのか、覚えてねえのか?
ま、仕方ねえ、か……。
敵わねえな、此奴には────。