小さな贈り物
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『……ん……』
ゆっくりと瞼を上げると、既に部屋の中は真っ暗だった。
慌てて、身を起こす。
禁門の変以降、休む間もなく慌ただしく動いている今日この頃。
昨夜からの任務から戻った俺は、夕食まで少し仮眠を取ろうと横になったのだけど……。
どうやら、本格的に眠ってしまったらしい。
『やっちゃったな……』
とりあえず、月の位置を確認してみようと立ち上がろうとした時だった。
「……ほたるちゃん」
囁くような声が、襖の外から掛けられる。
この声は────。
『伊庭さん?』
俺は襖に近付くと、それをゆっくりと開ける。
そこには、伊庭さんの姿があった。