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「土方さん」
自室に戻ろうとしていたところを、総司に呼び止められる。
「総司か。どうした、こんな夜中に」
聞くだけ野暮と言うものだろう。
総司の言いたい事は、粗方予想がついた。
「ほたるの事なんですけど」
……やっぱりな。
「首の傷。あれ、どうしたんです?」
「……隊務中にちょっとな」
「土方さんがいたのに、ですか?」
「…………」
「ほたるに聞いても、答えてくれないんですもん。ねえ、教えて下さいよ」
総司は薄く笑みを浮かべながら質問してくる。
しかし、その声色には、何処か苛立ちが混じっていた。
誤魔化したところで、総司がそう簡単に引き下がるとは思えねえ。
仕方なく俺は口を開く事にした。