再会
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『……お久しぶりですね、風間さん』
長州侍を追討すべく天王山へ向かう新選組。
奴らと対峙した俺の前に、ゆっくりと歩み出てきた者が居た。
「ほう……貴様は如月か」
────あの夜。
俺は奴と出会った。
ふわりと風がたなびく。
『ちょっと待ちなよ』
その声にゆっくりと振り返れば、鋭い光を宿したふたつの瞳とかち合った。
「仲間の仇でも取りに来たか」
先刻、池田屋にて新選組の一人と刀を交える。
金属の同士のぶつかり合う音が響く事、暫く。
相手の男は最早戦える状態ではない。
その最中、飛び込んできた者が居た。
奴は俺を追って、二階の窓から飛び降りたらしい。