第二百七十一話
夢小説設定
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『…………』
ゆっくりと瞼を持ち上げれば、はらはらと落ちてくる桜の花びらが目に映る。
柔らかな陽射しが降り注ぎ、ぽかぽかと気持ち良い。
暖かな春の風が、優しい頬を撫でていく。
大きな桜の木の根元に凭れ掛かりながら、俺は夢を見ていた。
それは、とても幸せな夢。
淡い薄桃色の花びらが、大地を覆い尽くしていく。
だがそれを、風がまた空へと舞い上げる。
舞っては積もり、積もっては舞って────。
此処で繰り広げられた戦いも、全ては幻だったのではないかと錯覚させられるほどに、のどかな景色が広がっていた。