第二百七十話
夢小説設定
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「風間さんは、これからどうするのですか?」
その問い掛けに、風間さんは静かに答えてくれる。
「俺達鬼は、遥か昔から人と関わらずにひっそりと暮らしてきた」
風間さんは、既に決めていたのだろう。
「その生活に戻る」
風間さんは迷いのない口調で、自らの選択を私に告げた。
「俺達鬼は二度と人間と関わる気はない。人の欲に塗れた戦……世の中に関わるつもりはない」
決然とした口調で言ってから、彼は少しだけ目を細める。
「ほたる。お前はどうする?」
『私は……』
私の旅は、此処で終わったのだ。
もう目的とするものは何もない。