第二百五十八話
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空気が暖かくなり始めた、四月末の事。
松前口を守っていた大鳥さんの部隊が破られた。
副長の部隊も二股口の防衛を切り上げて、箱舘の五稜郭まで撤退するように命令されていた。
決戦の地は、箱舘になる。
事態は、副長が予想した通りに動いていた────。
二股口から箱舘に戻った後、副長は弁天台場を訪れた。
副長がこの台場まで足を運んだのは、大鳥さんや新選組隊士らの顔を見る為だ。
「お久し振りです、土方局長!」
副長の姿を見つけると、魁君は嬉しそうな顔をした。
彼は俺に気付くと、更に笑みを深めてくれる。
「如月君も、元気そうで何よりだ。土方さんの小姓になったそうだな」
『魁君も元気そうで安心したよ。……魁君には敵わないかもしれないけどさ、俺も頑張って副長の補佐をしてるから!」