第二百五十五話
夢小説設定
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その日は夜遅くまで、副長の部屋で会議が続けられていた。
────随分と時間が経った頃、漸く扉が開き幹部達が部屋から出て行く。
『副長。……入ります』
ドアを開け、中に足を踏み入れたところで、俺は立ち止まる。
副長は定位置である机の前を離れ、厳しい顔で外を見据えていた。
「……立ち入りを許可した覚えはねえぞ」
『すみません。……でも、会議が終わったようでしたので』
露骨に不機嫌な声音で言ってくる副長に、俺はゆっくりと言葉を選んで言う。
『何か軽いものでも召し上がるなら、すぐにお持ちします。如何ですか?』
「要らねえよ。腹は減ってねえ」
短い返事には、若干の苛立ちが混じっていた。
会議が終わったとはいえ、きっとまだ副長の頭の中では色んな思考が渦巻いているのだろう。