第二百五十一話
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年も明けたある日の事────。
大鳥さんが、副長を訪ねてきた。
『どうぞ。粗茶ですが』
「ああ、はい、お構いなく」
お茶を持ってきた俺を見て、大鳥さんはにこにこと笑った。
「土方陸軍奉行並の小姓は優秀だね。こんな子、何処で捕まえてきたのさ?」
「……俺に何の連絡もしないまま、勝手に辞令を出した誰かさんに聞いてくれ」
副長が半眼で睨み付けると、大鳥さんは益々楽しげに笑った。
そして、揶揄うような口調で言う。
「僕は気を利かせたつもりだったんだけど。……羨ましくなってきちゃったなぁ。可愛くて甲斐甲斐しい小姓さんなんて、文句の付けようがないんじゃないか?」
『いえ、あの……』
そんなに褒められてしまうと、何だかいたたまれない……!
気恥しさで、つい頬が熱くなる。