第二百四十九話
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大鳥さんから連絡が届いたのは、松前藩が陥落してすぐの事だった。
蝦夷地は寒く、白い雪に覆われている。
「やあ、如月君」
箱舘の町に辿り着いた俺を、大鳥さん自らが出迎えてくれた。
『この度は便宜を図って頂き、本当にありがとうございました』
俺は、深く頭を下げる。
『それと……蝦夷共和国の樹立、おめでとうございます』
「共和国なんて、大袈裟な呼び名だけどね。細かな人事を決める選挙も終わったし、お陰で君を呼び寄せる地盤が整ったよ」
大鳥さんは、にこにこと笑いながら言う。
「共和国の総裁は榎本さんに決まったよ。皆を取りまとめられるのは彼しかいないしね」
大鳥さんは陸軍奉行に就任して、副長も陸軍奉行並となるらしい。