第二百四十八話
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「この船はまもなく七重浜へ入る。あとは好きにするが良い」
段々とはっきり見えてくる、蝦夷の地。
そして────。
船は長い船旅を終え、岸に到着する。
『風間さん。今まで、ありがとうございました』
深々と頭を下げる俺を見下ろしながら、風間さんは口を開く。
「土方が羅刹である以上、俺は奴を殺さねばならん。それが分かっていても、行くのか」
『…………』
告げられた言葉に、思わず目を伏せる。
だけど……。
最後まで、皆と共に戦うと、決めたから。
『はい』
ぱっと顔を上げ、風間さんに向けて微笑む。
これ以上彼といると、決意が揺らいでしまいそうだったから────俺は、身体を反転させると、風間さんに背を向け駆け出そうとする。