第二百二話
夢小説設定
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新選組を揺るがす出来事が起きてしまう。
組織の柱である局長が、仲間達を逃がす為に流山で新政府軍に投降したのだ。
副長は以前、夢を見ているようだと口にした事がある。
けれど局長は別れの直前、儚い夢だったと言った。
……双方の言葉に込められた正反対の感情が、ただただ悲しい。
叶わぬ望みと知りながら、局長の助命嘆願を行う為、俺達は江戸に残る事にする。
新政府軍の動きは活発化し、危険は着々と迫っていた。
「こんばんは、ほたる。土方さんも。お見舞いに来てくれるなんて、すごく意外だなあ……!」
総司の療養先を尋ねた俺達は、明るい笑顔に出迎えられる。
副長は渋い顔をして、さっそく総司に詰め寄った。
「お前も相変わらずだな。俺が見舞いに来るのがおかしいみてえじゃねえか。って、起きても大丈夫なのか?お前、勝手に此処を出ようだとか、良からぬ企みでも────」
『あの、副長。少し落ち着きましょう?』
そっと声を掛けると、彼は慌てたみたいに顔を背けてしまった。