第二百二十八話
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再び沈黙が落ち、辺りが静けさに包まれる。
『……あのさ、一君……』
「────ほたる」
口を開きかけた俺の言葉に被せるように、一君が俺の名を呟く。
『うん……?』
「ほたる、聞け。……俺は、会津に残る」
『う、うん。知ってるよ?それが、何か……』
一君の瞳が、まっすぐに俺に向けられる。
彼は、無言のまま、俺の事を見つめていた。
『一君……?』
やがて一君は、視線を外す事なく、静かに問い掛けてくる。
「……ほたる。先程の天霧の話を聞いていたな?」
『……うん』