第二百二十三話
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『そういえば、副────じゃなくて、局長、すみません……』
静かになった部屋で、俺は口を開く。
『俺、一君の言葉を聞くまで気付かなくて……。ずっと副長、副長と……』
局長がいなくなってしまった今、その立場を継いで新選組を率いるのは、彼以外にいない。
つまり、彼はもう、副長ではなく局長なのだ。
「……お前は、そのままで良いんだよ」
『えっ……?ですが……』
尋ねて返した俺に、副長は苦笑いして────。
「ぐっ………!?」
突然、苦しげな呻き声を洩らした。
『副長……!?』
強い狂気に晒された肉体は、当人の意思とは無関係に変容した。
またも羅刹の血は、彼を苦しめ始めたのだ。