第二百二十二話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
春が終わり、季節は夏を迎える。
新政府軍と旧幕府軍の戦いは、既に会津へと舞台を移していた。
会津での戦闘は苛烈を極めているらしい────、そんな噂をあちこちで耳にするようになる。
まだ怪我が治っていないにもかかわらず、行軍に耐える体力は取り戻せたからと副長は発つ事を決めた。
道中は何事もなく進み、そして……。
「再び生きてお目に掛かれた事、大変嬉しく思います」
旧幕府軍の重要な拠点のひとつ、白河城まで無事に辿り着いた俺達を、真っ先に一君が出迎えてくれた。
先行していた新選組の本隊とも、漸く合流を果たす事になる。
「……お前も無事で何よりだった。随分頑張ってくれたそうじゃねえか」
副長も笑みを浮かべている。
『一君……、安心したよ』
「……ほたるもな。元気そうで何よりだ」
此処では日々、激しい戦いが繰り広げられている。
無事にこうして再会出来た事に心から安堵した。