第二百十七話
夢小説設定
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『あのさ、総────』
口を開こうとして、俺は強い眩暈に襲われた。
ずきずきと激しい頭痛がして、得体の知れない吐き気もする。
『っ…………』
ふらついた俺を、総司の腕が支えてくれる。
「……ほたる、大丈夫?もしかして……」
彼が何を言いたいのか、すぐに理解出来た。
だから俺は、小さくかぶりを振る。
『……大丈夫、だから』
「本当に?」
総司は心配そうに眉を寄せて────。
けほ、と苦しげに咳をした。
『総司……?』
見覚えのあるその咳に、俺の頭にはあの病の名前が閃いた。
『総司、まさか────』
「ほたる」
総司は俺の言葉を遮るように言うと、優しく微笑んだ。