第二百十四話
夢小説設定
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「答えて下さい、土方さん。……近藤さんをどうしたんですか?」
総司の眼差しが、まっすぐと副長に向けられる。
少し離れたところから、俺は二人のやり取りを見守っていた。
「……近藤さんは新政府軍に投降した。最期は斬首に処せられたそうだ」
「何を……、何をやってたんですか!」
激高した総司は、副長の胸倉を掴んだ。
思わず出て行きそうになるが、ぐっと堪えて成り行きを窺う。
「あんたがついていながら、何で近藤さんが投降したんですか!」
総司はずっと抱えていたのであろう疑問を、怒鳴りながら副長にぶつける。
「どうして助けなかったんです!?あんたなら、土方さんなら出来たはずた!」
「────出来なかったんだよ!」
副長も怒鳴り返す。
彼の瞳には、悔恨の念が深く刻まれていた。