第二百十一話
夢小説設定
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如月さん達が江戸から去ってしまった後、私は自分の実家へと戻ってきた。
暫くの間、何も手付かずで……。
縁側に腰を掛け、ぼーっと空を眺める毎日だった。
だけど、このままではいけないと……、私は父様の部屋にある資料を一から確認していた。
もしかしたら羅刹について、まだ見落としていた何かが見つかるかもしれない────。
そんな淡い期待を込めながら。
……ふと、松本先生の事を思い出す。
「そういえば私、松本先生にお礼言ってなかったな……」
お世話になったのに、感謝の言葉のひとつも言っていなかった事に気が付く。
「他にする事もないし……、松本先生のところへ行ってみようかな……」
そうして私は、松本先生の元を訪ねる事にした。