第二百話
夢小説設定
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土方さん、島田さん、如月さんが出て行ってしまい、後には私と近藤さんだけが残される。
「……近藤さん、お考えを改めては頂けませんか?私達と一緒に逃げましょう。土方さんも島田さんも如月さんも、それを望んでいるはずです……!」
「……俺はもう、充分生きたよ。それに、もし俺が逃げ出したいなんて言えば、トシやほたるは羅刹になって……、自分の命を削って、新政府軍と戦うに決まっている。羅刹の力を使えば、トシとほたるの寿命はどんどん縮んでしまうんだろう?」
「……………近藤さん、知っていたんですか……」
すると近藤さんは、懐の中から何かを取り出す。
「……雪村君、これを持って行きなさい」
手渡されたのは、布で出来た袋だった。
「これは……?」
「逃亡資金だ。君には、何もしてやれなかったからな。せめてもの気持ちだ。……受け取ってくれ」
「…………」
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