第百九十五話
夢小説設定
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試衛館時代からの同士が、一人、また一人と減っていき、櫛の歯が欠けたような状態だった。
……どうして、こんな風になってしまったんだろう。
副長は今日も、部屋で仕事をしているのだろうか。
少しでも気が休まれば、と俺はお茶を持って彼の部屋へと向かう。
『副長、お茶をお持ちしました』
襖越しに、そう声を掛けた後、俺は部屋へと足を踏み入れる。
部屋の中には、総長と平助の姿があった。
大切な話だったのか、三人は難しい顔のまま立ち尽くしている。
『す、すみません……大切なお話の最中でしたか』
慌てて席を外そうとすると────。
「……構わねえ、此処にいろ」
副長の言葉に引き止められ、俺は足を止める。
すると、総長が声を荒らげながらこう言った。
「……羅刹隊の増強を中止せよ、とは、一体どういう事ですか?」