第百九十一話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「……ほたる。大丈夫か。身体、きつくねえか?」
『うん?身体、って……』
「だから、その……昨夜、あまり寝てねえだろ」
『っ………!』
左之さんの言葉で昨晩の事を思い出し、顔が上げられなくなってしまう。
顔が火照り、耳まで真っ赤になってしまっているのが自分でも分かる。
『だ、大丈夫……だよ。それより、左之さんこそ、平気なの?』
「ん?俺はまあ、お前に比べりゃ体力はあるからな」
『そうじゃなくて………』
そこから先を口にするのは、躊躇われた。
もうけじめはついたって、自分では言っていたけど……。
それでもやはり、その決断は左之さんの心に暗い影を落としているのではないだろうか。
だけど、それを口にするのは、彼の決意を疑っているみたいで……結局、言葉に出来なかった。
「……じゃあ、ほたる。行ってくるぜ」
『うん……、待ってるから……』