第百八十七話
夢小説設定
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それからも、新八さんは他の隊士の前で公然と局長の批判を繰り返した。
組織の重鎮が新入り隊士の前で局長に対する愚痴を零すのは、決して褒められる事ではない。
だけど新八さんは、まだ新選組に見切りをつけてはいない。
寧ろ、未練があるからこそ、批判がつい口をついて出てしまうのだろう。
「俺は別に、あの人に難癖つけて足を引っ張りてえわけじゃねえんだよ。近藤さんさえ考えを改めてくれりゃ、昔みてえに一緒に戦うつもりはあるんだ。だけどなあ……」
いつものように新入り隊士に局長への不満をぶつける新八さんを横目で見ながら、左之さんは呟いた。
「……そろそろ、限界かもな」
『…………』
俺も、決して口にはしなかったけど、左之さんと同じ気持ちだった。