第百八十五話
夢小説設定
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「……そろそろ、飲み屋が開く頃か。左之も、勿論一緒に来るんだろ?」
江戸に戻ってきてからというもの、局長への不満を紛らわせるかのように、新八さんは毎日飲みに出掛けて行く。
「……いや、今日は気が乗らねえしやめとくぜ。昔馴染み同士の会話に割り込むのも何だしな」
その言葉に、新八さんは不満そうな表情を見せる。
「……左之、最近付き合い悪いな。もしかして、女でも出来たのか?」
何気なく飛び出した一言に、俺の身が竦んでしまう。
そんな新八さんの問いに、左之さんは此方へ軽く視線を向けた後……。
「……まあな。いるよ、最高の女が」
自慢げな響きを込めて、そう答えた。
「な、何だって!?適当に言ったつもりなのに、本当だったのかよ!どんな女だ!?」
「さあな」
「何だよ、隠す事ねえだろ。やっぱ、あれか?俺に内緒で、こっそり色町に通い詰めてたとか?それとも、近所の可愛い女の子でも口説いたか!?くっそ~、美男は得だよな!」
「……新八。お前がモテねえのはどうしてか、教えてやろうか。近くにいる奴の仕草とか反応とか……そういう細かいもんを見過ごしちまうからだよ」
「へっ?何だよそれ、どういう意味だ?」
「……やっぱ、分かってねえか。ま、いいや。とりあえず今日は留守番しててやるから、好きなだけ飲んで来たらどうだ」