第百七話
夢小説設定
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京の一角、西本願寺からだと南に位置する不動堂村。
『わあ……!』
その地に新設された屯所を見て、俺は感嘆の声を上げていた。
軽く外から眺めただけでも、大きなお屋敷だと分かる。
新選組の隊士が皆で入っても、まだまだ余裕がありそうな広さだし、物見櫓や馬屋まである……!
『凄いですね……。此処が新しい屯所なんですか?』
「ああ、その通りだ。これからは此処が我ら新選組の本拠となる」
「広さも申し分ない。余計な奴の目もねえし、これからは色々と楽になるな」
普段は鋭い顔の副長も、今日は何処となくご機嫌だ。
でも彼以上に嬉しそうなのは、目を輝かせている局長。
「……む。そうだ!ほたるはまだ屯所の中を見ていないのだったな?」
『ええ。此処に来るのは今日が初めてなので……』
「そうかそうか!では折角だから俺が屯所を案内しよう!」