第百七十五話
夢小説設定
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先程の副長の言葉が頭から離れず、なかなか寝付けずにいると……。
足音を立てないように気を付けながら、一君が出て行くのが目に入る。
……どうしたのだろう?
何か、用事でもあるのかな……。
放っておいた方が良いかな、と思いつつも、俺は後を追い掛ける事にした。
辺りに人気がなくなったところで、一君は足を止め、静かに空を見上げた。
今にも星が落ちてきそうな風景の中、ただ、その瞬きに見入っている。
「…………」
一君の横顔は、いつもの無表情のままだったけど……。
何故だろう。
その佇まいが、今はひどく寂しげに見える。
────と、その時だった。
「……そこにいるのは、……ほたるか?」