第百六十八話
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「話してごらん。……ほたるは、どうしたいの?」
薫さんが立ち去り、静けさを取り戻した中で、総司は問い掛けてくる。
『俺は……』
俺は言葉を選びながら口を開く。
『薫さんの言葉は、真実だと思うんだ。故郷を奪った人達に向けている憎しみも、自分達の居場所を作りたいという願いも……』
総司は、ただ黙って俺を見つめている。
『……勿論、薫さんにされた事を忘れたわけじゃない。でも……』
言葉に詰まった俺を見て、総司が口を開いた。
「君は、彼らと共に生きたい?」
俺の答えを促すように、総司は目を細めた。
『……もしも皆で一緒に暮らせるなら、幸せなのかもしれないと思ったんだ』