第百六話
夢小説設定
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────翌朝。
冷たい水で顔を洗ってから、俺は広間に顔を出す。
そこには既に、源さんや丞君を始めとして、数人の隊士がいた。
襲撃のあった次の日の朝とあって、皆の表情は険しい。
『おはよう。……丞君、昨日はごめんね』
そう言うと、丞君は小さく息を吐き出し、呆れたような表情で俺を見る。
「全く……。君は何故、わざわざ危険な場所へ出て行くのだ?結果的に今回は何事もなく済んだが……もし連れ去られたりしていたら、どうするんだ」
『うん、分かってる。ごめん』
と、そこへ渋い顔をした局長が入ってくる。
普段大らかな局長が、こんな顔をしているなんて。
余程深刻な出来事があったのだろうか。
「やあ、何かあったのかい?元々厳つい顔なのに、それじゃあ迫力満点だ。ほら、ほたるが怖がってるじゃないか」
『え!?俺は別に……』
源さんの言葉を慌てて否定すると、皆から笑いが起きた。