第百六十六話
夢小説設定
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『ん……』
俺が目を覚ましたのは、世界に夕闇が迫る頃。
軽く瞬きする俺の顔を、総司は微笑んで覗き込む。
「おはよう、ほたる。ちゃんと眠れた?」
『うん、ありがとう……。総司は眠れた?』
「……あんまり寝てない。君の寝顔を見てたら、妙に目が冴えちゃって。あれこれ考えちゃって、眠るどころじゃないし」
茶化した口調で言う総司を、俺は思わず叱ろうとした。
けれど総司は柔らかく微笑んだまま上手に言い訳する。
「だってほたるが寝てる間に、僕まで眠ったら見張り役がいなくなっちゃうよ?」
『見張りだったら、交代とか────、って、此処に見張りなんて要らないじゃん……!』
「ねえ、ほたる。君より僕の方が体力あるよね?僕は、ほたるに休んで欲しかったんだ。だったら僕が起きてたのも、自然な事だと思わない?」