第百五十五話
夢小説設定
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「……俺達の総大将様は、一所懸命戦ってた幕軍を置き去りにして、とっくに江戸に戻っちまってるって事か?こんな戦、前代未聞だぜ。多分、これから先もねえんじゃねえの?今後の展開がどうなっちまうのか、楽しみすぎてしょうがねえや」
投げやりな言い方で、新八さんが言う。
副長から話を聞いた皆の間に、重たい空気が流れた。
「ま、上には上の事情があるって事だろう。俺達は俺達で、後の世に恥じねえ戦をすりゃ良いだけだ」
そう、副長は言ったけど……。
「……将軍が、俺達を捨てて逃げた……」
隣にいる一君から、その事実を受け止め切れていないみたいな、虚ろな声が洩れる。
その瞳には、失望と諦めの色が浮かんでいた。