第百四十九話
夢小説設定
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状況も忘れて、立ち尽くしていた時だった。
「っ────、来やがったぜ!」
左之さんの声に顔を上げる。
「さて……行きますよ藤堂君。夜が来る度に怯えるよう、政府軍に我々羅刹の恐怖を刻んであげましょう……。……藤堂君?何を呆けているのです」
「……ああ!そっか、オレらの出番か」
「……待った山南さん。平助は此処の守りに残してやって欲しいんだが」
左之さんはそう言うと、今度は俺の方を見ながら、笑みを浮かべる。
「……ほたる。お前も、此処で平助に守ってもらえ。良いな」
言うが早いか、左之さんは槍を振りかざして駆けていった。
総長も、左之さんの後を追うようにして走り出す。
「……離れんなよ、ほたる!オレの後ろから絶対にはみ出んな!」