第百四十八話
夢小説設定
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……どんな事が起ころうと、薩長軍は待ってはくれない。
俺達は、どんな時も、進み続けなくてはいけない。
『千鶴ちゃん』
不安そうに皆の背を見つめている千鶴ちゃんに、声を掛ける。
「如月さん……」
『千鶴ちゃんは、絶対に外に出て来ないで。夜襲を考えてるのは、こっちだけじゃないからさ』
「……はい、分かってます。如月さんも、気を付けて」
千鶴ちゃんの元を離れ、奉行所の外へと向かっていた時だった。
「お、おい貴様、何者だ!此処は、部外者の立ち入りは……!」
出入口の方から、争うような声が聞こえてくる。
「うぐっ!き、貴様……」
「ったく、本拠地の守りが此処まで手薄で大丈夫なのかァ?他人事ながら、心配になっちまうぜ」
その声の先に飛び込む。
『大丈夫か!?────っ!?』
そこに立っていたのは……。