第百四十七話
夢小説設定
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「井上さんっ!!井上さんっ……!!」
千鶴ちゃんの、嗚咽混じりの叫び声が聞こえる。
『…………』
俺は……、何をしに此処へ来たのだろうか。
千鶴ちゃんと、源さんを、呼び戻す為に────。
無事に、戻ってきてもらう為に────。
「……下衆が」
『っ………!?』
その声に振り返ると、風間さんが立っていた。
『風間……さん……?』
彼は、俺によって倒された兵士達を冷めた目で見下ろした後、此方へと視線を移した。
刀の柄を、再びぎゅっと握り締める。
「……早まるな。俺は淀藩の動向を見に来ただけだ」
「淀藩……」
「その様子じゃ、奴らが寝返ったのは承知しているな」
千鶴ちゃんの反応から、彼は状況を理解したらしい。