第百四十五話
夢小説設定
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漸く、奉行所へと辿り着く。
「只今戻りました」
一君の声に、皆が一斉に振り返る。
「斎藤さん、如月さん……!良かった……無事で……!」
「斎藤!ほたる!遅かったじゃねえか!何かあったのかと思ったぜ!」
「何だよ、お前ら一緒にいたのか!けど、無事で何よりだ」
涙ぐんでいる千鶴ちゃんに、左之さん、そして新八さんが次々と声を掛けてきた。
「……すまない。少々手間取ってしまった」
そんな皆に、一君はいつもの調子で答える。
俺は床に視線を落としたまま、皆のやり取りを聞いていた。
「如月さん……?」
千鶴ちゃんの呟くような声が耳を掠めた時────。
「……副長、ご報告したい事があります」
一君の言葉に、肩がびくんと跳ねる。