第百四十三話
夢小説設定
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心做しか、砲弾の降る音も収まってきたような気がする。
『この調子なら、すぐに戻れそうだね』
「……そうだな」
一君が言葉少なに答えてくれた、その時だった。
「一体、何処へ戻るつもりだ?虫けらが何人集まったところで、さしたる力にはなり得ぬぞ」
『っ……!?』
「……久しぶりだな。まだ、そんなひ弱な連中と行動を共にしているのか?」
『風間さん……』
どうしてこんな時に、彼と会ってしまうのだろうか。
刀の柄に手を掛ける。
────と、それを押し留めるように、一君が一歩前へ出た。
「……あんたは下がっていろ」
言いながら一君は腰にある刀を引き抜く。
『だけど……!』
「良いから、下がっていろ」
さっきよりも強い口調で、一君は言い放つ。