第百三話
夢小説設定
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慶応三年六月────。
「……そろそろ寝なくちゃ」
今夜はやけに頭が冴えている。
これで朝寝坊したら大変だ。
とにかく、頑張って寝よう。
そう思って再び目を瞑ろうとした時だった。
『千鶴ちゃん、今、良い?ちょっと広間まで来てほしいんだ』
「は、はい!?」
如月さんだ。
私は慌てて飛び起きると、如月さんと共に広間へと向かう。
入ってまず驚いたのが────。
新選組の幹部が勢揃いしている事。
そして、彼らと相対していたのが……。
「千鶴ちゃん、お久しぶり~!」
「お千ちゃん!?」
でも、どうしてお千ちゃんが此処に?
しかも、お千ちゃんの隣には忍び装束を着た綺麗な女の人がいる。
「ああ、彼女は私の連れよ。まあ、護衛役みたいなものだと思ってね」
護衛役?
益々訳が分からない。
「私ね、あなたを迎えに来たの」
「えっと……どういう意味……?」
「まだ状況を理解していないのね。でも、心配しないで。私達を信じて?」
お千ちゃんを疑っている訳じゃない。
ないけど……。