第百三十五話
夢小説設定
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『あ、丞君。さっきはお疲れ様』
暗い廊下の先にその背中を見つけ、声を掛けながら寄っていく。
「……ほたる君か」
『だけど丞君も、総司相手に本気で張り合ってたら疲れるだけだよ?丞君が真面目なのは知ってるけど、そこは上手く受け流さないと』
「…………」
丞君は無言のまま、俺を見つめた。
『……もしかして、怒ってる?ごめん、そういうつもりで言ったわけじゃないんだけど……』
「……俺の事はどうだって良い。問題なのはほたる君の事だ」
『うん……?』
彼の言っている意味が良く分からず、尋ね返す。
丞君は少し間を置き、躊躇いながら続ける。
「君はいつまで此処にいるのだ?俺が敢えて意見せずとも、土方副長は必ず君を戦場から遠ざけると思っていたんだ」
丞君は深く後悔するように、何処か苦しげに呟いた。
「今の副長には、そこまで気にする余裕がないのかもしれないな……」