第百三十四話
夢小説設定
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「いい加減にしろ!!」
総司のいる部屋に向かっていると、そんな声が聞こえてくる。
『丞君……?』
こんな怒鳴り方をするなんて、彼らしくない。
なんとなく心配になって、俺は足早に部屋を目指す。
『総司?……丞君、いるの?開けるよ────』
「ふぅん。君、上司相手にそんな口調で話すの?」
「い、今のは……。言葉が悪かったと思います。申し訳ありません。ですが立場を主張するなら、沖田さんも上司らしく振る舞って下さい!」
部屋の中に満ちていたのは、物凄く険悪な雰囲気。
「君が期待する上司って、土方さんみたいのでしょ?僕にそんな真似出来るわけないし、そもそも真似したくな────」
「そんな問題じゃありません。何度言えば分かるんですか?俺は、医者の言い付けくらい普通に守ってほしい、と────」
「普通とか漠然とした事言われても困るんだけどなぁ」
刺々しい言葉が、行ったり来たり。
丞君は渋い顔をして、総司を睨み付ける。
「では具体的に言い直します。あなたは怪我人です。勝手に動き回ろうとせず、部屋で寝ていて下さい。先日の事を忘れたんですか?」