第百三十三話
夢小説設定
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隊士達の手により、総司は奉行所へ担ぎ込まれる。
「沖田君は銃撃を受けたのですか?」
『はい……』
俺が事情を説明すると、総長は眉を顰めた。
「最新型の連発銃を使われようと、羅刹はその程度では死にません。銃傷は、いかに深くとも小さな傷です。……銃弾さえ摘出すれば、見る間に回復するはずですが」
先程の光景を思い出す。
彼らの銃は、連続して何発も発砲出来た。
あれが、倒幕派の西洋武器……。
「……なぁ、それよりさ。お前、何か顔色悪くねえ?」
『えっ……』
覗き込むようにして近付いてくる平助から、思わず顔を背ける。
『────大丈夫。ちょっと、疲れただけだから』
「…………」
……知られちゃ、いけない。
まさか俺が、羅刹になっただなんて。
『……総司のとこ、行ってくる』
俺はそれだけ言うと、その場を逃げるように立ち去った。