第百二十九話
夢小説設定
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「近藤さんも運が悪いよね」
昼間に取り乱していたのが嘘のように、総司は微笑んでそんな事を言う。
……局長の容態は、悪くなる一方だった。
帰ってきた時には残っていた意識も、傷が熱を持ち始めると共に失われてしまう。
局長は今、昏睡状態に置かれてた。
『……まあ、鉄砲を命中させるのって、すごく難しいとは聞いた事あるけど……』
「特に距離があると、まず当たらないんだってさ」
新八さんが襲撃現場を調査したけど、先程左之さんが言っていたように、そこには何の手掛かりもなかったらしい。
「あ。僕、平助に用があるんだった」
『え?』
ふと思い出したように総司は言う。
「ちょっと行ってくるから、君は此処で待機しててくれる?」
『……うん、分かった』
「ありがとう、ほたる。じゃ、宜しくね」
裏手に向かう総司を見送り、俺は深く溜め息を吐いた。