第百二十五話
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王政復古の大号令が下され、将軍や幕府が地位を失い始めた事で、京の都は大きく揺れ動いていた。
薩摩を中心に、今まで幕府と敵対してきた藩が、続々と京にやってくる。
薩長両藩は本格的に軍備を整え、京へと軍隊を集結させた。
追われるように大坂へ下った徳川慶喜公を初め、今まで京に座していた旧幕府側の人達は、都から次々と姿を消していく。
……勿論、俺達新選組も例外ではない。
【大坂城におわす慶喜公の楯として、京に集った薩長軍を警戒せよ】。
そんな理由から新選組は、大坂と京を繋ぐ伏見街道の要所、伏見奉行所の警護を命じられる。
新選組は池田屋事件などに関わるたび、幕府に反した志士らを多く殺してきた。
……薩摩藩や長州藩の勢力から見れば、俺達新選組は不倶戴天の仇敵なのだろう。
────薩長の手から朝廷を取り戻し、慶喜公を新政府に迎えさせる。
それがお国の為なのだと信じて、新選組は一触即発の京に身を置いていた。