第百十八話
夢小説設定
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伊東さんの暗殺と御陵衛士への襲撃は、後に油小路の変と呼ばれるようになった。
この油小路の変で、新選組と御陵衛士双方にとって予想外だったのは、鬼が同行する薩摩の介入。
両者共に薩摩の罠にはまって戦場は乱戦となり、その最中、平助が瀕死の傷を負わされてしまう。
……生き延びる為に、あの薬を飲まざるを得なくなったほどに。
それから数日が経った日の、ある夜の事。
俺は、羅刹隊の部屋の前にいた。
「おや、如月君ではありませんか。どうしました?何か御用ですか?」
『総長……』
言葉を紡ごうにも、何と言って良いか分からず、口ごもる。
「……藤堂君の事ですね」
そんな俺の様子を見て、総長は静かにそう言った。
『…………』
「良いでしょう。呼んできてあげますから、此処で待っていなさい」
『……はい、ありがとうございます』