第九十九話
夢小説設定
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平助……一君……。
二人は今、何処にいるのだろう。
これっきり、もう会えなくなってしまうのだろうか。
二人の気持ちを、ちゃんと聞きたい。
そう思って彼らを求め、屯所の中を探して歩く。
『…………っ!』
境内に差し掛かった時、良く知ったふたつの後ろ姿を見つける。
『平助!一君!』
呼び掛けながら、二人の元へ駆け寄る。
「ははっ……やっぱ捕まっちまったか」
『もしかして、迷惑……だった?』
「……んな事ないって。オレもちゃんと話したいって思ってたからさ」
平助は、少しぎこちない笑顔を見せてくれる。
「やはり来たか。話があるなら、早く済ませてくれ」
『此処を────新選組を、どうして離れる事にしたのか、平助と一君の気持ちが知りたくて……』