第九十四話
夢小説設定
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「ほたる。ちょっと良いか?こっちの鍋も確認してくれ」
『あ、うん!』
左之さんに声を掛けられて、俺は彼の鍋を覗きに行く。
『うん。出汁も出てるし、後は仕上げだけだね』
今日の朝食当番は、左之さんと俺。
左之さんは料理があんまり得意って方じゃないけど、こうやって誰かと一緒に料理をするのは、少し楽しかったりもする。
「先に味噌溶いても大丈夫か?まだ具を用意してねえんだけど」
『だったら俺が用意するよ。煮付けもそろそろ完成するし』
「ん、ありがとなほたる。味噌の分量ってどれ位だ?」
『大根の葉は水分があるし、ちょっと濃い目くらいかな』
「適当に加減してみる。あとで味見してくれるか?」
『勿論!』
すると左之さんは苦笑して、小さな溜め息を吐き出す。