第九十一話
夢小説設定
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「お、昨日の猫じゃねえか」
その声に顔を上げると、新八さんの姿があった。
「お前な。騒ぎの原因が、こんなとこで何してるんだよ」
「にゃーん」
『……なんか、新八さんに懐いてるね』
「あー。昔から動物にゃ好かれんだよなぁ。何故か」
猫は何処となく幸せそうな感じで、新八さんに擦り寄っている。
総司が、そっと猫を下に降ろした。
「にゃーにゃー言ってんなよ。お前もちょっと反省しろ」
新八さんは苦笑しながらも、しゃがみ込んで猫の背を優しく撫でてやる。
「お前のせいで俺たちゃ、散々な目に遭ったんだからな」
言葉は怒っているのに、その声はとても穏やかだった。